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口腔外科ORAL SURGERY

口腔歯科について

専門的な知識で判断し、適切な対応を

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歯科治療といえば虫歯の治療、歯周病の治療とばかり思いがちですが口の中やその周囲組織にはいろんな病気が起こります。 親知らずの抜歯、顎の関節、口の中の出来物や怪我などを専門に診療する科が「口腔外科」なのです。(アメリカなどではメジャーな科です)

口腔外科は歯科医院や病院歯科で、「口腔外科」を看板に標榜しているところであれば、診察を受けることができます。しかし診察する先生が、口腔外科専門医か長期間口腔外科勤務経験のある歯科医師でなければお勧めできません。
結局、専門的知識や経験がないため、親知らずの抜歯でさえ違う病院にまわされます。
※口腔外科専門医とは、 (社)日本口腔外科学会 が認定した専門医のことです。

また、専門医制度という制度があります。この制度は、口腔外科学の専門的知識と経験を有する歯科医師または医師の養成および、口腔外科医療の発展と水準の向上をはかることを目的としています。

日本口腔外科学会の専門医制度は、わが国における歯科関係の学会としては、もっとも古い歴史を有しております。

親知らずについて

親知らずとは

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親知らずは、第3大臼歯とも智歯ともいいます。
完全に生えていてしっかり噛んでいたら、生えていることにこしたことはないのですが、顎が小さくて斜めや横に生えていたりまっすぐ生えていても歯の上に歯肉が被っていたりする場合があります。
この場合に、歯と歯肉の間に細菌が繁殖して、体の免疫が低下した時に腫れたりするのです。
これを智歯周囲炎といいます。

親知らずが生えてくる際に起こる歯ぐきの炎症によって痛みが生じます。 最奥の歯なので、磨き残しのリスクが高く、細菌感染による歯肉炎になりやすいです。

また、炎症ではなく虫歯になっていて痛いときもあります。ちなみに智歯周囲炎になっているときはすぐに歯を抜くことはできません。
一度抗生物質で消炎してからでないと麻酔が効かなかったり、術後出血が止まらなかったりするからです。(痛みのない親知らずはOKです)
それに、痛くなってもすぐ痛みはとれません。なぜなら、細菌による炎症だからです。
治療法としては、親知らずの周りを消毒して抗生物質と鎮痛剤を約3日程服用して薬が効いてくれるのを待つしかありません。

多くの場合、親知らずが少し顔を出しているのに出て来ないという場合、横に生えていることが多いのです。

妊婦さんの場合は早めに処置を

以前腫れたことのある親知らずや腫れそうな生え方をしており、これから出産する予定のある方には、親知らずは抜歯を勧めています。

「妊娠中や授乳中に腫れたりしたら、抗生剤や鎮痛剤を飲まなくてはいけないけれどいいですか?」ということを説明させていただくと、抜こうと思われる方は多いです。
親知らずの生えてくる時期としては個人差がありますが17〜25歳位です。

抜歯をお勧めする場合

既にトラブルを起こしている・または将来的にトラブルを招く可能性が高い、と判断される場合は抜歯をオススメしています。

  • 親知らずに大きな虫歯がある。
  • 周囲に炎症を起こしている。または炎症を繰り返してきている。
  • 周囲の歯に影響を及ぼしている。

親知らずの治療の流れ

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①親知らずの周りに麻酔をする。(1~2本) 親知らずが深く潜っている場合は神経ブロックを併用することあり(伝達麻酔)
②歯肉を2ヶ所切開する
③歯肉を骨から剥離して親知らずを見えやすいようにする
④歯をバーで切断する(頭と根っこで分ける)
⑤歯の頭を取り出す
⑥根を脱臼させて頭があったスペースに出して取り出す(根が2本ある場合はもう一度分割)
⑦汚い肉芽と呼ばれる組織などをかきだす
⑧縫合する。2針程度
⑨止血のためにガーゼを10分から15分噛んでもらう

※親知らずの抜歯時間は歯科医の技術差によるのでDrによって様々です。
当院では、経験豊富な口腔外科専門医が抜歯しますので、歯が少し見えているような横向きの親知らずは麻酔入れて15分から30分くらいで抜くことができます。 完全に骨にもぐっている場合は、症例にもよりますが30分~45分ほどかかることもあります。

抜歯後の症状

1. 誇張

腫れは、大きい飴玉1個分頬に含んだ感じです。

注意点

急激に冷やすのはNG

アイスノンなどで急激に冷やしてはいけません。 冷やすのなら濡れたタオルや冷えピタくらいにしてください。

飲酒はNG

術後にお酒を飲むと腫れがひどくなります。

2. 痒痛

痛みのピークは、当日麻酔が切れてからです。
術後予防的に鎮痛剤を飲んでもOKです。 人によっては2週間近く痛む人もいますが大体3日~1週間で落ち着いて来ます。

3. 出血

出血は、唾液に薄い血が混ざるくらいだったら大丈夫です。次の日くらいまで唾液に混ざります。
枕を血で汚さないためにタオルなどを引いておくと安心です。

注意点

ガーゼを噛むこと

術後、ガーゼを強く咬んでおくことが重要です。

口をゆすぎすぎないこと

頻雑にうがいをすると血は止まりにくいです。

激しい運動や飲酒はNG

術後、激しい運動をしたりお酒を飲んだりすると血行が良くなって止まりにくくなります。
たまに小動脈から出血すると血が止まりにくいときがありますが、その時は担当医か医院が閉院してからだったら近くの歯学部付属病院または歯科口腔外科で深夜急患を扱っているところに連絡をしてください。
ちなみにお医者さんは、どうやって止血させればいいかわからないことが多いようです。

4. 開口障害

口が大きく開けにくくなります。

術後、あまり冷やしすぎるとなかなか治らないことも放っておけば自然に治ります。

5. 皮下出血

抜いた場所からの出血が皮下を通って頬から首の辺まで降りてくることがあります。
皮下脂肪が多い女性に見られることが多く、打ち身のように青くなります。 時期が経てば黄色くなって治っていきます。

6. 嚥下障害

ものを飲み込んだりする時に痛みがあります。 これは炎症が喉の方に行った場合で、これも自然に治ってきます。

7. 知覚鈍麻

下顎神経を損傷したり、術中に歯根が神経を強く押したり、骨髄の中でうっ血したりして神経を圧迫したりすると下唇の下の皮膚の感覚がなくなったり痺れたりします。 神経を切断や損傷したりすると知覚が数年鈍かったり戻らなかったりします。 切れたり直接侵襲してなければ1週間~数ヶ月で戻ることが多いです。